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新国立劇場『パルジファル』(10月5日) [オペラ]

トレッキングシーズンはほぼ終了、そしてオペラシーズンの始まり!
今シーズンの鑑賞第一弾は新国立劇場で「パルジファル」。

私にとっては今回が4回目の「パルジファル」。
①1997年11月 ベルリン国立歌劇場来日公演(演奏会形式)  ②2002年10月 読売日本交響楽団  ③2012年9月 二期会

クプファー演出の舞台には、これまでも映像やいくつかの実演に接してきたが、新演出のものは初めて。昔の過激なイメージはすっかり無くなったかな。(特別感動もしないけど)個人的には悪くないと思う。

歌手陣はハイレベル。
まずはトムリンソン。①のとき初めて聴いて、その後ウィーンでヴォータンも聴いたりしたけど、あの頃はまだ若々しかった。今ではだいぶ声に不安定なところもあるけど、全体でみると存在感がすごい。
フランツをジークフリート役以外で聴くのは初めて。こちらは年齢の割に老けてしまったな。でも、ところどころ怪しいところはあるけど問題ない。
ヘルリツィウスは、前にヴェーヌス(2007年ドレスデン来日公演)を聴いて以来。こちらも、時々息が続かないような感じだが熱演。
というわけで、この三人にはハラハラさせられつつも、終わってみれば感動。シルンスとボークはとても安定していた。

指揮者は③と同じだが、オケが違う分、少しスケールダウンしたかな。個人的にはこれでも満足。終演時にはブラボーとブーイングが交錯していた。

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アムフォルタス: エギルス・シルンス
ティトゥレル: 長谷川 顯
グルネマンツ: ジョン・トムリンソン
パルジファル: クリスティアン・フランツ
クリングゾル: ロバート・ボーク
クンドリー: エヴェリン・ヘルリツィウス

指揮: 飯守 泰次郎  管弦楽: 東京フィル
演出: ハリー・クプファー

2014年10月5日(日)14:00@新国立劇場 
(1階10列 S席)

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マリボール国立歌劇場日本公演『カルメン』(6月29日 オーバード・ホール) [オペラ]

ここ数週間、特筆すべきことありませんでしたので、久しぶりの更新!

スロヴェニア・マリボール国立歌劇場「カルメン」を観に、オーバード・ホールへ行ってきました。
ちなみに私、オーバード・ホールでのオペラ鑑賞は今回が5回目でございます。
(1998:新国立劇場「魔笛」、2002:新国立劇場「椿姫」、2003:新国立劇場「フィガロ」、2011:プラハ国立歌劇場「トスカ」)

「カルメン」は特別好きな作品でもないけれど、東欧系オペラ劇場マニア(?)の私としては、興味深い公演であります。
マリボールがスロヴェニア第二の都市(といっても人口10万人強ですか)というのは知っていましたが、改めて地図で見てみると、グラーツのすぐ近くなのですね(今回のキャストの中にも、グラーツの音大で学んだ、という人が二人ほどいます)。

キャストなどは(どうせ知らない人ばかりなので)全然調べずにチケットを買ったわけですが、演出・装置・照明はフィリップ・アルローではありませんか。先入観を持ってしまうと、先日の「アラベラ」と同じ色彩感のステージだな、と思ってしまうところ。
歌手陣ではカルメン役がずば抜けた声量でしたが、その他の人もバランス良く好演。
オーケストラは小振りな弦の編成ながら、予想以上に良い出来でした。
合唱も含めて、総合的になかなか実力ある劇場だと思います。

カーテンコールも結構盛り上がってましたね。

※後半、変な電子音のようなノイズ?がやたらと聞こえて、気が散った。
 あれは何だったのだろう?

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カルメン: グアダルーペ・バリエントス
ドン・ホセ: アリヤシュ・ファラシン
ミカエラ: アンドレヤ・ザコンシェク・クルト
エスカミーリョ: ヨジェ・ヴィディツ

指揮: ロリス・ヴォルトリーニ
演出: フィリップ・アルロー

2014年6月29日(日)16:00@オーバード・ホール(富山) 



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タグ:オペラ
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新国立劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』『アラベッラ』 [オペラ]

GWにヨーロッパで立て続けに4演目オペラを観てきたわけですが、東京でのオペラも続いております。

まずは、17日(土)に新国立劇場にて「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」。

正直に申し上げれば、日本でのオペラ鑑賞は服装とかいろいろなことに気を遣わなくていいので気楽。上演中、観客が静かなのも安心(途中、間の悪い拍手があったりするが)。新国立劇場の音響も慣れたものだし。

それで本題、「カヴァレリア/道化師」。昔からCD等ではよく聴いている作品だけど、舞台上演にはあまり縁がなく今回が2回目(前回は2年前の二期会の公演)。そんなわけで、あまり大した感想は言えない。
「カヴァレリア」の冒頭、オーケストラの、特にヴァイオリンのヘナヘナした音を聴いたときにはどうなることかと思ったが、その後は良くなったのか、それともこちらの耳が慣れてしまったのか、気にならなくなった。
歌手陣、演出ともまずまずの水準の上演だとは思うが、すごいインパクトを受けるようなものでもなかった。
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サントゥッツァ: ルクレシア・ガルシア
ローラ: 谷口 睦美
トゥリッドゥ: ヴァルテル・フラッカーロ
アルフィオ: 成田 博之
ルチア: 森山 京子

カニオ: グスターヴォ・ポルタ
ネッダ: ラケーレ・スターニシ
トニオ: ヴィットリオ:ヴィテッリ
ペッペ: 吉田 浩之
シルヴィオ: 与那城 敬

指揮: レナート・パルンボ  管弦楽: 東京フィル
演出: ジルベール・デフロ

2014年5月17日(土)14:00@新国立劇場 
(2階R側 B席にて)
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続いて昨日は同じく新国立劇場にて「アラベッラ」。
こちらは、新国立劇場での前の演出のもの(98年9月)と、今回のプロダクションの新演出時(10年10月)も観ているので。3回目の実演。
再演とはいえ、土曜日の公演なのにこれまで経験したことないほど客入りが悪い。S席なんて半分も売れていないのでは。でも終演後はそれなりに盛り上がっていた。

前回の公演のことはほとんど忘れてしまっているので、ちゃんと比較はできないけれど、大雑把にいえば同じぐらいの水準かな。
指揮はウィーンの「ローエングリン」を降りてしまったベルトラン・ド・ビリー。東フィルもいい音を出していた(もっとも、弾きこなしているか、というと微妙なところはある)。そのウィーンの「ローエングリン」でテルラムントを歌っていたコッホが今回マンドリカ役。一か月で腹の出た悪人から変身(失礼!)。もちろん歌は立派なもの。ガブラーは少し硬かったかな。バーマンには大きな拍手。いつもながら妻屋氏がいい味を出している。
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ヴァルトナー伯爵: 妻屋 秀和
アデライデ: 竹本 節子
アラベッラ: アンナ・ガブラー
ズデンカ: アニヤ=ニーナ・バーマン
マンドリカ: ヴォルフガング・コッホ
マッテオ: マルティン・ニーヴァル

指揮: ベルトラン・ド・ビリー  管弦楽: 東京フィル
演出: フィリップ・アルロー

2014年5月31日(土)14:00@新国立劇場 
(2階R側 A席にて)


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5月2日: プラハ国民劇場『ルサルカ』 [オペラ]

5月2日の午後、チェコの某地方都市を出発し、プラハへ到着。この晩は国民劇場で「ルサルカ」である。同じ時間、プラハ国立歌劇場の方では「ボエーム」があるので迷ったのだが、国立歌劇場には昨年入っており(「トゥーランドット」)、今回は国民劇場へ入ってみたく「ルサルカ」を選んだ次第。

この日の天気予報は、日中は天気がよく暑いぐらいだが、午後から雨とともに急激に気温が下がる見込み。予報通り、プラハ本駅に着き、ホテルへ歩いている最中、ひんやりとした風が吹き始める。部屋に入ったころには雷雨となった。
オペラの開演は19時。出かけ始める18時頃には、天気は回復しているがコートが必要な寒さであった。

プラハ国民劇場は、写真でいろいろと紹介されているし、過去2回プラハへ来た時もカレル橋付近から遠目には眺めているが、実際に建物の前まで来るととても重厚な建物だと感じる。
IMG_1491.JPG
劇場の内部も同様である。はっきりと覚えていないが、国立歌劇場の方はここまでの印象はない。下の写真は最初の休憩時に、劇場のテラスからプラハ城方面を眺めたもので、これもいい雰囲気。
IMG_1496.JPG
席はバルコニー正面で、ステージは見やすい。そして音響的にはオーケストラ、歌ともに程よい感じで聞こえてくる。
歌手陣はやはり知らない人ばかりで、発声的にローカルさを感じる(チェコ語のオペラの発声がどうあるべきか、私には分からないが)。ちなみに舞台中央上部の字幕は、チェコ語と英語が並記されていた。やはり自国語でも分かりにくいものなのかな。舞台はシンプルなものだった。
途中2回休憩をはさみ、終演後はクロークが混雑していたため、劇場を出たのは22時30分頃となっていた。なお、観客にはフランス人がやたらと多かった印象。

その後、ホテルに帰って、バーでビール!
IMG_1504.JPG


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4月29日: スロヴァキア国立劇場『ドン・ジョヴァンニ』 [オペラ]

19時開演の「ドン・ジョヴァンニ」に向け、18時過ぎにホテルを出て劇場へ向かう。本日は旧市街にある、旧劇場での上演である(もう少し東には新劇場もあり、双方でオペラに限らずバレエ、演劇を上演しているらしい)。
再度ミハエル門、フラヴネー広場(まだ、観光客で賑わっている)を通り、大きな広場に面した旧劇場に到着。ヨーロッパの歴史ある劇場はどこもいい場所に立地してるよな~。
IMG_1416.JPG
チケットはインターネットで予約し、2番目のランクで20ユーロ。前日までのウィーンより一ケタ近く安い! 席はバルコニー正面で舞台もピットもよく見える。劇場のサイトによれば座席数は611という小さな劇場である。でも客席内部は豪華。

さてこの公演、歌手陣はほとんどチェコ、スロヴァキア系の名前で、(本国ではそれなりに有名なのかもしれないが)もちろん私にとっては知らない人ばかり。皆、それなりに声量があるのか、劇場が小さいからなのか、たぶん両方なのだろうけど、とにかくビンビン響く(感覚的には、昨日までの倍以上の音量!)。オーケストラも普通の編成(指揮はフリードリヒ・ハイダー氏)で、これも演奏のレベルはともかくとしてよく響く。そんなわけで最初は楽しめたが、だんだん疲れてきたのが正直なところ。(普通でもそんな状態なのに、騎士長の石像がステージ上で歌っているにもかかわらず、天井のスピーカーからガンガン鳴らしたときには、倒れそうだった!)。
演出についてはよく分からないが、黒子のダンサーが頻繁に踊ったりするので、これも視覚的に結構疲れた。
2幕には普通にはないようなカットが2箇所入り、22時頃終演。視覚的にも聴覚的にも疲れる公演ではあったけれど、こうした日常があるのはいいな。ブラチスラヴァの人口は40万人程度。比較しても意味ないが、富山をはじめ日本の地方都市ぐらいの規模で、そこそこのレベルの上演をかなりの数こなしているのである。

ライトアップされたブラチスラヴァ城を眺めながらホテルに戻り、ホテルのバーで軽食+ワイン。

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4月28日: ウィーン国立歌劇場『ローエングリン』 [オペラ]

ウィーン国立歌劇場の「ローエングリン」、今回の旅行のハイライト!
この日の公演は、4月12日に新演出となった一連の上演の5回目、最終日である。
1月上旬にstandbyチケットを申込み、数日で入手できた(平土間13列目)。

「ローエングリン」の実演は、2年前の新国立劇場以来。あのとき、こんな凄い「ローエングリン」は二度と聴けないのでは、と思ったものだが、それを超えるものを聴いてしまった。

その新国立劇場で歌ったフォークトが本日のローエングリン、というわけで一番楽しみにしていたわけだが、もちろん期待通り。独特の滑らかな透明な声と十分な声量。
次いで印象的なのは、テルラムント役のコッホ。迫力ある歌唱と演技。
エルザ役のニュルンドは2007年に3回聴いた(新国の元帥夫人、ドレスデン来日公演のエリーザベト、サロメ)。その時同様繊細な声。圧倒的な声量というわけではないので、この日の席だと時々オーケストラに隠れてしまう。
ハインリヒ王役のグロイスベックも新国立劇場で同役を歌っていた。安定したバスだが、やはり若干オーケストラに埋没している。
ロートが伝令を歌っているのは贅沢な配役。
これらの歌手と比べると、オルトルート役のマルテンスは知名度的には劣る歌手だ。あまりインパクトは無かったが、これも席の問題があるので簡単には評価できない。
指揮は予定されていたベルトラン・ド・ビリーが3月末に降板し、フランクに変更となった。フランクのワーグナーについては未知数なので心配材料だったのだが、結果は良かった。何の変わったところも無いオーソドックスな演奏。それが幸いしてか、オーケストラ(コンマスはホーネック)も気合いが入り、鳴りすぎなくらい豊かに響く。

今回のホモキによる新演出、三幕ともシンプルな部屋(箱)の中で演じられた。衣装はチロルの民族衣装風。音楽に圧倒されたので、演出の細かいところは覚えていない。まあ、そこそこの演出かな。

それにしても、ワーグナーとなると観客も独特な雰囲気。開演前から何やら盛り上がって騒々しいが、音楽が始まると集中して静かに聴いている。(だが、一部おかしな客も紛れ込んでいるようで、この日も上演中に2回フラッシュが光った。1回目はよりによって、1幕でローエングリンが最初に歌っている場面。2回目は2幕後半の舞台が明るい場面だった。)

終演後のカーテンコールも盛り上がり、終わったのは22時10分頃。ケルントナー通りはまだまだ人通りで賑わっている。ケルントナー通りにて軽食+ビールの後、ホテルへ戻った。

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ハインリヒ: ギュンター・グロイスベック
ローエングリン: クラウス・フロリアン・フォークト
エルザ: カミラ・ニュルンド
テルラムント: ヴォルフガング・コッホ
オルトルート: ミカエラ・マルテンス
伝令: デトレフ・ロート

指揮: ミッコ・フランク

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(昨日と同じ場所にて、1幕~2幕)
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4月27日: ウィーン国立歌劇場『ばらの騎士』 [オペラ]

「ばらの騎士」は16時開演、20時終演の予定、つまり通常日より2時間早い。好天なこともあり劇場前の雰囲気はとても明るい。
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はじめに今回のチケット入手の経緯について書いておこう。実は、1月に旅行を計画した時点では行くかどうか迷っていた。大好きな演目だし、音楽総監督ウェルザー=メストが指揮するのでとても興味深いのだが、到着した翌日に観るのはかなりつらい。ところが日曜日で通常より開演時間が早いことが分かり、2か月前の一般販売時点の状況を見て決めることとした。すると、その時点ではミッテルロージェの後列しか残っていなかった。あそこはあまり好きではないので、ロージェの後列にならないようにしてstandbyチケットを申し込んだところ、2週間程して平土間10列目のチケットが入手できた次第。

ウィーンの「ばらの騎士」はおなじみオットー・シェンク演出のもので、この日が356回目の公演。もう演出なんて有って無いようなものなんだろうけど、この定番演目は外せないところでしょう。ちなみに私は2007年10月(元帥夫人:イソコスキ、オックス:リドル、オクタヴィアン:ガランチャ、ゾフィ:ハルテリウス、指揮:シュナイダー )以来2回目である。

(余談)
2007年といえば日本で「ばらの騎士」の公演ラッシュ。6月に新国立劇場、9月にチューリヒ来日公演、11月にドレスデン来日公演、翌年3月には神奈川県民Hでも。当時、東京勤務だったのでいずれにも行ったものだなあ。 今回、メスト指揮の「ばらの騎士」はチューリヒのもの以来2回目、シュヴァンネヴィルムスの元帥夫人はドレスデンのもの以来2回目ということになる。

前置きが長くなってしまったが、演目・演出については特段語ることがないので、早速音楽面について。
この日最高だったのは、やはりウェルザー=メスト指揮のオーケストラ(コンマスはホーネック、隣はダナイロヴァ)。1幕前半こそやや硬い感じがしたが、その後は絶好調。元帥夫人のモノローグ、ばらの献呈、ワルツ、三重唱、etc・・・・・、何の文句もつけようも無い素晴らしい響き。
歌手陣については圧倒的な人はいないが、皆好演だと思う(シュヴァンネヴィルムスは1幕では調子悪そうだったが、3幕で盛り返した)。ただ、席の関係なのか全般的にもう一つ声が届いてこない(オーケストラに隠れてしまう感じ)。カーテンコールでは皆盛大にブラヴォーを浴びていたので、席によってかなり聞こえ方が違うのか。

観客について
1幕の幕切れの静かに終わるところ、幕が閉まりだすと、とたんに何かざわついた雰囲気に。さらにパラパラとフライング拍手が起こったが、シーッと制する声で止んだ。で、ざわついた状態はそのままだったが、音楽が終わり指揮棒が下ろされるまで拍手は出なかった。
2幕では序奏中に右手上方でフラッシュが光った。幕の途中でももう一回同じ方向から。両方ともフラッシュの光量が小さいのか、あまり悪影響は無かった。
昨年の1月2日、メスト指揮「ナクソス島のアリアドネ」のときには、いかにも観光客といった人が多数(まあ、私も観光客なのだが)、フラッシュ光りまくり、最後は盛大にフライング拍手、だったので、本日の客層はウィーン国立歌劇場ではましな方なのかな。
IMG_1329.JPG

終演20時なので、まだ外は少し明るく、人通りも多い。セルフサービスのレストラン「ローゼンベルガー」にて軽食+ビールの後、ホテルへ戻った。(上の写真は1幕~2幕の幕間の様子)

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元帥夫人: アンネ・シュヴァンネヴィルムス
オックス男爵: ヴォルフガング・バンクル
オクタヴィアン:ソフィー・コッホ
ファニナル: マルクス・アイヒェ
ゾフィ: チェン・ライス

指揮: フランツ・ウェルザ=メスト
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今後のオペラ鑑賞予定 [オペラ]

ゴールデンウィークは知人を訪れヨーロッパへ!
その道中、
 4/27 ウィーン国立歌劇場「ばらの騎士」
 4/28 ウィーン国立歌劇場「ローエングリン」
 4/29 スロヴァキア国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」
 5/2  プラハ国民劇場「ルサルカ」

その後は、
 5/17 新国立劇場「カヴァレリア」「道化師」
 5/31 新国立劇場「アラベッラ」
 6/29 マリボール国立歌劇場「カルメン」(@富山/オーバードホール)

今後チケット発売されるものの中では、何といっても、
新国立劇場の「パルシファル」は行きたいところ。でも仕事が忙しい時期だからな~。
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新国立劇場『ヴォツェック』(4月13日) [オペラ]

ブログ開設後、早速最初のオペラレポートです。
新国立劇場の「ヴォツェック」を観に、東京日帰りしてきました。

前回2009年11月のときは、一生に一回ぐらい観ておこう、といった感じで出かけたものです(二期会の「カプリッチョ」と連日でしたし)。
正直、このような音楽は得意でないですが、劇として観るのはなかなか面白い。ということで、今回は1階2列目でかぶりつきです(前回も10列目だったので十分前方ですが)。

この作品に精通しているわけでは全然ないので、音楽面や演出面についてあまり語ることはできません。歌手陣はツィトコーワ、シュミット、妻屋といった新国おなじみのメンバーが出演し、好演だったと思います。演出については2回目となると、それ程新鮮さはありませんが、でもこういった演出嫌いではないです。
それから、あまり本筋ではないどうでもいいことですが、さすがに前方席だとステージ上のいろいろなことが目に入り楽しめました。

2時間弱のオペラのために往復7時間かけるのはどうか、といったところではありますが、まあ満足して帰ってまいりました。

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ヴォツェック: ゲオルク・ニグル
鼓手長: ローマン・サドニック
アンドレス: 望月 哲也
大尉: ヴォルフガング・シュミット
医者: 妻屋 秀和
マリー: エレナ・ツィトコーワ
マルグレート: 山下 牧子

指揮: ギュンター・ノイホルト  管弦楽: 東京フィル
演出: アンドレアス・クリーゲンブルク

2014年4月13日(日)14:00@新国立劇場
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