SSブログ

東京・春・音楽祭『ワルキューレ(演奏会形式)』(4月4日) [オペラ]

この公演、チケットの発売日をすっかり忘れていて、気づいたときには当然売り切れ。ところが、3月半ばになって残席が出てきたので、即予約した。

今回一番のお目当てはマイヤーのジークリンデ。長年いろいろな媒体では聴いてきたし、結構来日しているのに、実演に接したのは97年の演奏会形式「パルジファル」だけ(今回も演奏会形式だな・・・)。正直、もともと高音域は厳しいはずだし、盛りもとっくに過ぎているだろう・・・という懸念もあった。実際高音域では声が細くなったりするけれど、低い音域ではとても魅力的。何か言い表せないような存在感もあるし、やっぱりすごい歌手だ。
クールマンも凄みがあるフリッカで大ブラボー。
フォスターのブリュンヒルデ、一番最初は声が突き抜けない感じでいまいちだったけど、その後はよくなった。
昨年の新国「パルジファル」に続いて登場のシルンスも安定したヴォータン。他、ジークムントもフンディングもまずまず、といったところで主要歌手は皆よかった。(これまで何回か鑑賞した舞台上演では、ここまで歌手が揃っていたことは少ない)

N響のゲスト・コンマスにライナー・キュッヒル氏。ところどころキュッヒルの音しか聴こえてこない感じもしないではない。演奏会形式なのであの大きな動きには結構見入ってしまった。
ヤノフスキの指揮は、個人的にはあまり好みではないけど、全体的によくまとまった良い演奏かな。
----------------------------------------------------------------
ジークムント: ロバート・ディーン・スミス
フンディング: シム・インスン
ヴォータン: エギルス・シルンス
ジークリンデ: ワルトラウト・マイヤー
ブリュンヒルデ: キャサリン・フォスター
フリッカ: エリーザベト・クールマン

指揮: マレク・ヤノフスキ  管弦楽: NHK交響楽団

2015年4月4日(土)15:00@東京文化会館

※今回、2回目の北陸新幹線往復利用。富山駅9:03発の「かがやき」、途中で眠り込んでしまったのではっきりわからないが、長野で大部分座席が埋まったように思われる。土曜日の朝+時期的なこともあって、そこそこ混雑しているかな。


タグ:オペラ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。